世界の英語話者の多くは片言レベル。そんな彼らと英語で話すわけだから、大学入試でやるような難しい文法よりも、中学3年レベルの文法で話したほうがはるかに通じる。
【解説】 かつて英語とは英語を母国語とする人たちの言語でした。今でもそのことに変わりはありません。しかしそれとは別に、英語は国際共通語となりました。英語を母国語としない人たちがコミュニケーションをとるために使う媒介語。これが英語の新しい役割です。
一説によると、世界で英語を話す人の8割は非英語圏の人たちであると言われています。彼らは英語のネイティブではありません。多くの日本人たちと同じように、発音がネイティブ並みでなかったり、片言の英語だったりするわけです。
フィリピンに留学してネイティブのような発音や言い回しを身に付けようとする人がいます。それ自体は決して悪いことではありません。しかし、そういったネイティブ並みの英語が、非ネイティブの英語話者にとって聞き取りやすい英語なのかといえば、それはまた別の問題です。
リエゾンがかかった発音より正確な発音のほうが聞き取りやすいですし、ネイティブ特有の表現よりも一般的な表現のほうが通じます。文法にしても高度な文法を使うより、中学校の教科書レベルの文法を使ったほうが相手も意味をつかみやすいでしょう。
英語を学ぶ目的はコミュニケーションが取れるようになることです。英語をコミュニケーションの道具として使うわけですから、相手に応じた道具選びが必要です。ネイティブ相手に使うべき英語、非ネイティブ相手に使うべき英語は異なります。
我々日本人にとってネイティブ発音が聞き取りづらく、簡単な文法のほうが意味が分かりやすいのと同じです。英語を使って交流する相手にネイティブがいないのならば、わざわざネイティブイングリッシュを身に付ける必要はありません。
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